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2009年5月22日 (金)

藤澤ノリマサ:旅立ちの光

旅立ちの光に使われているのは、プッチーニのオペラ「蝶々夫人」のアリア、「ある晴れた日に」ですね。日本を舞台にした作品のせいもあって、日本で一番有名なオペラアリアなのではないでしょうか?原曲は三拍子ですが、旅立ちの光では各小節の頭の音を一拍伸ばして、四拍子にしています。

この曲は、最初の歌い出しが「ある晴れた日に」のメロディーなのですが、拍子が変わっているせいもあって、私には歌い出しのメロディーが「ある晴れた日に」には聞こえず、「慕情(Love is a many splendered thing)」に聞こえてしまいます。和声が同じで、メロディーも似ているんですよね。

藤澤ノリマサは、この曲を全体的に軽めの発声で歌っています。「ある晴れた日に」のメロディーも、VINCEROの中の「誰も寝てはならぬ」ほどの厚みのある発声ではなく、オリジナル部分の発声に近い声で歌い出しています。

二番の後のブリッジの部分で、「ある晴れた日に」の終わりの部分のメロディーが使われているのですが、ここで藤澤ノリマサは声を張って、次にまた「ある晴れた日に」の冒頭の部分が出てきたときには、オペラの発声に近い発声でこのメロディーを歌い上げ、最後はまた軽い発声に戻ってこの曲を歌い終わります。

発声の使い分けで歌の表現を広げていることが、藤澤ノリマサの魅力の一つだと思うのですが、ポップとオペラ、白と黒という使い分けではなく、こういうふうに中間的な発声を含めて、グラデーションをつけてくれると、その魅力が際立ちますね。

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