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2009年5月31日 (日)

歌の歌詞

藤澤ノリマサの曲について、書いてきていますが、歌詞についてはほとんど何も書いていません。なぜかと言うと、僕は歌を聞いているとき、歌詞をほとんど聞いていないから
f^_^;

以前、テレビで誰か(誰だったか忘れてしまいましたが)のファンにインタビューしている場面があって、その人の何がいいかと聞かれると、みんな「歌詞がいい」って答えていたんですよね。それを見ていて、「なんだ、音楽は聞いていないのか」と、ひねくれものの僕は思ってしまったんです。

まあ、音楽の良さを言葉で語るのは難しいし、僕だって藤沢ノリマサの音楽について語るふりをして、実はそれぞれの曲で使われているクラシック音楽の解説をしているだけ
だったりしますが…

そのころ流行っていた曲の歌詞って、僕にはとても説明的で、歌詞としての美しさがないと感じていたから、そういう歌詞がいいっていうなら、歌にしなくたっていいじゃんと思ってしまったんです。

僕にとって、歌詞だって音楽の一部ですよ。でも、僕にとっての歌詞は、第一に音、そのまま音楽の一部になっている「言葉の音」なので、歌を聞いているときは言葉の意味は感じていないんです。聞いているときだけじゃなくて、歌っているときも。歌っている時なんて、意味を意識するとかえって邪魔になっちゃう。

それが「なんとかだから、なんとかでしょ」「だって、なんとかなんだから」みたいな説明的な言葉が耳に入ってふとそれを意識しちゃうと、音楽が聞こえなくなっちゃうんですよね。

歌詞で好きなのは、桑田圭祐かな。言葉を感覚的にぽんぽん繰り出してくるのが気持ち良くて、歌詞だけ見ると、「おー、これをこういうふうに言うかあ」って監視したりする…ものすごい言語感覚をしていると思います。

藤沢ノリマサの曲の歌詞は、結構練ってあるものがありますよね。

「幻影」で言うと、最初に舞台設定があって、背景が語られて、心情を歌いあげていく、その全体が「幻影」になっている、っていう構造じゃありませんか?これが音楽の展開にも合っていて、それを彼の特徴である「発声」でさらに色づけする…

詩としての芸術性云々は僕にはわかりませんが、うまく構成されていると思います。

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コメント

はじめまして♪
いつも拝見しております。

私も意味を意識すると音楽が楽しめません。
ですから、仰る意味が凄くよく解ります。
ノリマサ君の歌を聴く時も、先ずはメロディー優先で聞いていますもの(笑) ファンの多くは歌詞について語りますが、私はメロディーの美しさと声質に惹かれます。

逆に唯一歌詞を優先させて聞き入ってしまうのが、さだまさし。
彼の詩の一語一語に人間愛を感じます。

ごろさんは、とても音楽に造詣が深い方のようですね!
多分、ご存知かと思いますが・・・私がノリマサ君以外に魅せられている声質の持ち主はカウンターテナーのスラヴァ。

正直好きな音域ではありませんでしたが、彼の歌声を聞いてからは認識が変わりましたw(゚o゚)w
濃厚かつ揺らぎのある声で歌うカッチーニの「アヴェマリア」や「G線上のアリア」は、もうこの世のものとは思えないほどの美しい響きを持っています。 集中して聞き入っていますと、このまま昇天しても悔い無しと思えるほどです。

長くなってしまいましたm(_ _)m
また、お邪魔させていただきますね。

投稿: アンジェリコ | 2009年5月31日 (日) 11時39分

> アンジェリコさん

コメントありがとうございます。

私はいろんなジャンルの音楽を聞きますが、その分空白地帯も多い人間で、オペラ以外の声楽曲も空白地帯の一つなんです。

だから、スラヴァは名前は知っていましたが、聞いたことはありませんでした。

アンジェリコさんのコメントで興味を持って、とりあえず某動画サイトでアヴェ・マリア聞いてみましたが、なるほど、他のカウンター・テナーとは違うようですね。

中高音を細くしてしまわないので、男性の声域を広げただけでなく、表現を広げた歌手なのではないかという印象です。

さだまさしについては、同感と思いつつも、私にはいささか複雑な思いがあるので(^_^;、別記事で書かせてもらいます。

投稿: 悟郎 | 2009年5月31日 (日) 22時49分

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