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2009年5月23日 (土)

蝶々夫人

旅立ちの光では、「日本で一番有名なアリア」で片づけてしまいましたが、蝶々夫人について少々。

蝶々夫人の舞台は、明治時代の日本。アメリカの軍人、ピンカートンが、現地妻として蝶々さん(イタリア語歌詞でもcio-cio-san、チョーチョーサンとなっています)と結婚式を挙げる場面から始まります。このとき蝶々さんは15歳、という設定です。

二人の結婚を祝おうと、親族や友人が集まって来ますが、蝶々さんがキリスト教に改宗したことを聞いた伯父の僧侶、ボンゾ(日本語の「坊主」のようです)が怒って乗り込んでくると、ボンゾの怒りを恐れてみな去ってしまいます。

残った蝶々さんとピンカートンが、愛の二重唱を歌って第1幕の幕が下ります。

第2幕が始まると、ピンカートンはアメリカに帰ってしまっていて、蝶々さんは召使いの鈴木と二人で暮らしています。ピンカートンはもう戻って来ないのではないかという鈴木に、あの人はきっと戻ってくると歌うのが、「ある晴れた日に」ですね。

実際、ピンカートンは日本に戻ってくるのですが、既にアメリカで結婚していて、妻、ケートと一緒にぬけぬけと蝶々さんの住む「思い出の」家にやって来ます。このとき、蝶々さんがケートに会ってしまい、すべてを悟った蝶々さんは、ピンカートンとの間にできた子どもをケートに託して自らの命を絶ちます。

1幕と2幕の間で、1年以上の月日がたっていて、この間に蝶々さんは「かよわい可憐な少女」から「子どもを守る強い母」に変わっています。音楽にもそれが現れていて、1幕と2幕では、蝶々さん役に要求される歌唱がずいぶん違うように私は感じます。

だから、1幕と2幕で、蝶々さん役を変えるといいと思うのですが…本当に人が変っちゃったら変か。

CDだと、同じ歌手の若いときと年を経からという組み合わせで聞くという技が使えて、古い歌手ですが、レナータ・スコットの旧版で第1幕、新版で第2幕を聞くと、私の理想に近くなります
(^_^)

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