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2009年5月26日 (火)

藤澤ノリマサ:願い

この曲で使われているのは、レスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲」の中のシシリアーノです。

「リュートのための古風な舞曲とアリア」は、ルネッサンス期の音楽をレスピーギが編曲した管弦楽あるいは弦楽合奏のための作品で、第1から第3までの三つの組曲があります。

三つの組曲はそれぞれ独立した楽曲で、それぞれ編成も違っていて、「願い」で使われている「シシリアーノ」は弦楽合奏のために書かれた第3組曲の中の一曲です。

このシシリアーノの原曲は、スパニョレッタ(スペイン風という意味)というルネッサンス期の舞曲で、何人かの作曲家がこのメロディーに基づいた曲を書いており、ルネッサンス期に非常にポピュラーだったメロディーのようです。

レスピーギがどのような楽譜を見てこのシシリアーノを書いたのかは知りませんが、ルネッサンスの舞曲としては、もっと速いテンポで、ターンタタン、ターンタタンという、跳ねるようなリズムの音楽だったようです。

それをレスピーギはシシリアーノ(シシリア風)という、ゆったりとした別の舞曲にしてしまったわけですが、これはこれで、私は好きです。

藤澤ノリマサの「願い」は、レスピーギのゆったりとしたメロディーで始まって、そのままオリジナルのメロディーにつながっていきます。クラシックとオリジナル、と、二つの部分に分けず、シシリアーノのメロディーから展開して一つの曲を作っているわけですが、とても良い曲ができあがっていると思います。

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