« THE ROSE | トップページ | 喧嘩なのか暴力なのか »

2009年6月22日 (月)

木星(Jupiter)

クラッシック音楽を元にしたポップスというと、平原綾香の"Jupiter"がありますね。

原曲はイギリスの作曲家、グスタフ・ホルストの組曲「惑星」の中の「木星」。「惑星」の中では「火星」と並ぶ人気曲で、この二曲は吹奏楽でも良く演奏されるようです。私が初めて「惑星」を聞いたのも、吹奏楽でした。

「木星」には主なメロディーが四つありますが、"Jupiter"で使われているメロディーはその四つ目、"Jupiter"は4/4拍子ですが、原曲では3/4拍子のメロディーで、一拍目と三拍目に和音が奏されて、3・1、3・1と音楽が進んでいくのが印象的です。

このメロディー、「初めて聞くのに懐かしい」という、なんともノスタルジックなメロディーで、グリーン・スリーブスとか、イギリス民謡に通じるものがあると感じませんか?ホルストの音楽は、こういうメロディーが多いように感じます。

この「木星」のメロディー、4音(階名のファ)が一度も出てこないんですね。楽譜を追ってみると、なんだかファの音を避けているように見えます(以降、すべて階名で書きます)。

ラシ|ドーシーラー|ソードーミー|レドレーミー|ソー

なんてところは、ドシラソと下がって来たのにミの前でドに逃げてしまって、レドレーミーの後ソに飛んじゃっているでしょ(^_^)。

調性は原曲では変ホ長調で出てくるんですが、長調、ですよね。でも、普通の長調とちょっと違って、悲しいとは言わないけど、ちょっと何か…という感じ、ノスタルジックなんですよねえ。

だいたい始まりのミソ|ラーというのが変。ラには下属和音がついているので、アウフタクトが属和音で、シレ|ミーと聞こえても不思議はないのですが、すぐにラドシーとシの音が出てきてしまうので、そうは聞こえないところがノスタルジーの源泉の一つかな。

とっても単純なメロディーだから、和音は主要三和音だけでも行けちゃうんですが、そうはしないで副三和音を結構使っていて、長七和音(ドミソシとファラドミ)も出てきます(そのくせ不思議と不協和感はないんですよね)。

ここらあたりもノスタルジーに関わっているかもしれませんね。

ともかく、僕の大好きなメロディーです。

|

« THE ROSE | トップページ | 喧嘩なのか暴力なのか »

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« THE ROSE | トップページ | 喧嘩なのか暴力なのか »