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2009年6月 3日 (水)

プッチーニの音楽(オーケストラから見て)

プッチーニの音楽を初めて意識して聞いたのは、大学生のとき、姉の持っていた蝶々夫人のLPを拾い聞きしたときだと思います。

その時の印象は、「綺麗なだけの甘ったるい音楽」、大学のオーケストラでやっている「崇高なるドイツ音楽」とは比べ物にならない…だったように思います。

プッチーニ感が変ったのは社会人になってから、オーケストラで「ラ・ボエーム」の伴奏をしたのがきっかけです。私の楽器はトランペットなのですが、やっていて、ものすごく楽しいんですよね。

オペラの中のトランペットなんて、大部分が「休み」なのですが、オーケストラの中に入って聞いていると、プッチーニの音楽って、ものすごく気持ちいいんです。たまに出てくるトランペットのパートも、演奏するととても気持ちいい。

プッチーニという作曲家、オーケストレーションがものすごくうまいんです。

響きの作り方が上手で、例えば管楽器がただ和音を伸ばしているようなところでも、コーラングレやバス・クラリネットの音色がとてもよく「効いて」いたり、弦楽器の2オクターブのユニゾンなどという、大胆、というか、ある意味手抜きの技が生み出すサウンドも、魅力の一つです。

プッチーニって、プッチーニ・サウンドを生みだすために楽器を惜しみなく使っちゃう人なんですね。

私にとって、オーケストラの響きはプッチーニの音楽の重要なアイデンティティなので、アリアをピアノ伴奏で聞いたりすると、プッチーニに聞こえないことがあります。

アルファーノが仕上げた、トゥーランドットの終わりの部分も、プッチーニの作品と感じられません。

スコアを見ると、「絵柄」が違って見えるちゃうんですよね。
f^_^;

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