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2009年9月 4日 (金)

響きと音高

自分が音痴であることを白状しちゃいましたが、そんな私がどんなふうに音楽を聞いているかというと、「響き」を聞いています。

音色と音高を分離できないから、両方を合わせた「響き」としか聞きようがないんですね。これで十分楽しいのですが、対位法的な多旋律音楽の構造を聞き取って鑑賞するなんてことはできません。和声的な音楽の全体の響きの中から特定の旋律線をいくつか聞き取るまではできても、構造まではとてもとても。

そのせいか、バロック音楽がだめでした。なんだかがしゃがしゃした音楽というふうにしか聞こえなくて、好きになれませんでした。

バロック音楽が好きになったのは、古楽器による演奏が出てきてからで、楽器の音色のテンションが低く、古典音律で共和感が高いためか、古楽器による演奏だと、バロック音楽が響きとして聞けるんですよね。

こんな私と対照的な音楽の聞き方をしているのは、絶対音感を持った人たちでしょう。

人から聞いた話ですが、絶対音感を持った人に、ドファラの和音とドミラの和音とでは、どっちの方がドミソの和音に似ているかと聞いたら、ドミラの方だと答えたのだそうです。理由は、共通している音が多いから。

絶対音感を持った人がみんなそのように感じるかどうかはわかりませんが、この人にとっては、長和音と短和音の響きの違いより、同じ高さの音がどれだけ多いか方が重要なんですね。私にはわからない世界で、非常に興味深い話でした。

ドミソとシレファでは、どっちがシレソに似ていると感じるかなんてことが、今更気になっちゃいましたが。
f^_^;

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