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2009年9月 5日 (土)

絶対音感の得失

調性感をググッてこんなページを見つけました。

http://www.gem.hi-ho.ne.jp/solfa/apm.htm

音楽教室だか教材だかのページで、調性感のある絶対音感を身につけようというもので、そのためにはまず絶対音感、このとき移動ドでの階名唱はやってはだめで、絶対音感が身についてから曲のなかでの各音の、音階上での位置を理解するようにしようというもの。

私は「絶対音感だけじゃだめですよ。調性感も身につけないと、調性音楽はできませんよ」と言っていると読みました。

調性感を持った絶対音感、たしかに最強かも。

では調性感を持たない絶対音感と、確かな相対音感ではどちらが良いか?

無調音楽をやるなら絶対音感が有利。あとは?

基準音なしでチューニングできるのって、弦楽器に良さそう、純正五度の響きは覚えないと、他の弦楽器奏者に嫌われるかもしれないけど。

クラリネットやトランペットのような移調楽器は相対音感の方が有利。クラリネットのようにBb管とA管を持ち替えたり、Eb管用の楽譜をBb管のトランペットで吹くなんてことは、絶対音感を身につけた人にはとても難しいことかもしれません。

転調は?絶対音感で音高だけで音をとっていけば、転調なんて関係ないけど、相対音感でも、遠い調への転調って、それぞれが非常に特徴的な響きの変化を持っているので、無調的にコロコロ変わるっていうのでなければ、対応できると思います。

絶対音感で問題なのは、古楽器による演奏が定着したことで、基準ピッチが約半音違いで三つ存在してしまっていることでしょう。古楽器の世界は、絶対音感を持った人には地獄かもしれません。

絶対音感を身につけるCDや、絶対音感が身につくという音楽教室が人気があるようですが、将来の音楽の幅の広がりに期待するのならば、絶対音感は身につけないほうが無難かもしれません。

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