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2010年2月11日 (木)

建国記念日

今日は建国記念の日。twitterで、「移動祝日にしないほど大事な日?」とつぶやいている人がいた。

建国記念の日は戦前の紀元節、2月11日の由来は初代天皇とされる神武天皇が即位したとされる日、この日を建国の日とするということは、日本は天皇の国ということになっちゃう訳だね。

でもこの「天皇の」というのがいささか微妙で、日本が「天皇の統治する」国であった期間って、どの位あったのかな?

1192年に鎌倉幕府が成立してから長い間武家政権が続いているけど、その前は日本は天皇が統治していたかというと…平清盛から実質的な武家政権が始まっているし、その前は藤原氏、更にその前は蘇我氏と、天皇家以外の人間が実験を握っていた期間が多い。

ただ、武家政権時代を含めて、天皇制を廃止しようとした権力者はいなくて、自分が天皇になっちゃおうとした権力者も少ない。万世一系とは言えなくても、天皇家の血筋はつながっていて、天皇に認められることが日本の統治権を得ることだった。だから戦国大名は京を目指したんだし、明治維新では天皇を担ぎ出して国を治めた…

開国やむを得ずという幕府に対してもう一つの権威の天皇を持ち出して、一旦、「尊王攘夷」という形で反幕府、反開国勢力を集結させ、「尊王」を満たしたら「攘夷」を投げ出して開国しちゃった、と言ったら乱暴すぎるかな?でもそれができるだけの力が「天皇という存在に」あったんだよね(「『天皇に』あったん」じゃないと思うけど)。

終戦でアメリカに占領されたあとも、この「天皇という存在」の力の有用性を認めたGHQは、天皇制を形を変えて存続させることにして、今の憲法で天皇は「日本国と国民統合の象徴」ということになったんだけど、それまでの歴史を見てみると、ずーっと天皇は「日本国の象徴」だったんだよね。

今の内閣総理大臣が、「議会の助言と承認により天皇によって任命される」のって、武家政権時代の征夷大将軍が天皇によって任命されたのと似ている。「この人を任命しましょう」というのと、「俺を任命しろ!」というのとの違い、どちらも天皇には実質的な拒否権がない。

という訳で、「日本は天皇の国」というと「そりゃ違う!」と思うけど、「日本は天皇によって象徴される国」というと、「歴史的にそうだ」と、私は思う。

でも、2月11日という日付の根拠になっている神武天皇って、歴史?神話?

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