経済・政治・国際

2009年8月31日 (月)

自民大敗

民主308議席に対して自民119、自民の大敗に終わった今回の選挙。かつて自分たちの議席を守るために作った小選挙区制という選挙制度が、凶器となって自民党に襲いかかった選挙だった。

読売新聞によると、神奈川県の小選挙区で民主党が獲得した票は全体の48%、自民党は37%、大差というほどではない。それが当選者数になると、民主14人に対して自民3人、ほぼ5倍の開きになる。

比例代表との重複立候補で多少は救われるが、基本的に小選挙区制は、多くの民意を切り捨てる制度なのだ。

これでいい?こんな制度の上で、まともな政治が行われる?

鳩山代表が言うような二大政党を良しとするのならば、これでいいかもしれない。


でも私は、一つの党に完全に一時期の政権を委ねられるほど、日本の政治は成熟していないと思う。

当時国民の圧倒的指示を得たことになっていた小泉政権が、今の日本の姿を作ったと私は思っている。けして安倍、福田、麻生が作ったわけではない。

これで良かった?

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2009年8月25日 (火)

単独政権?

衆議院が解散したときは、

次の選挙で民主党が勝つにしても、単独で政権を握るのは無理、連立政権を組むにしても、組むべき強力な相手はいない。

安定多数を取れそうなのは、民主・公明連立…まさか、どちらの支持者から見ても、とても理解が得られる構図ではない…

なんてことを考えていたのだが、民主圧倒勝利の気配、単独政権濃厚…と思ったら、鳩山代表によれば、単独過半数でも国民新党、社民党との連立政権を組む構想だとか。

民主党単独政権が実現すれば、最初の小渕内閣以来、10年ぶりの単独与党…と言ってもぴんとこないな、むしろ「細川内閣以来16年続いた連立政権が途切れる」というイメージの方が強い(どうも小渕氏は「小渕首相」より「平成の小渕」として記憶に残っている感じ…ごめんなさい)。

単独政権はとらないにしても、国民新党、社民党支持者の意思はどれだけ国政に反映されるかと考えると、どうも心もとない。民主党が単独過半数を取ったとしたら、他党の意見をどれだけ取り入れるか、「理解を得る努力をする」という程度になるのではないか。

民主党がだめだとか、自公連立がいいと言っているわけではない。連立政権が長く続いたので、実質的な単独政権を含めて、私の中に単独政権に対する警戒心が生まれてしまっているだけだ。政党名が変わるだけで、以前の自民党単独政権時代と同じ状況になるのではないかと…

さて、今度の選挙、どこに投票しよう。

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2009年8月15日 (土)

戦犯合祀ー死んだら神様?

かつて小泉首相がテレビのインタビューで戦犯合祀問題について聞かれて、「日本では死んだら神様」と答えたことがある。

彼は私が書いた「殺した側と殺された側」のこと、それも実際に戦争を体験した方が言っているということを、知っているのだろうか?

彼は殺人罪で死刑になった犯罪者を被害者と同じ墓に葬り、被害者の遺族に向かって「死んだら神様」と言うことができるのだろうか?

戦犯とされた方の中には、戦勝国側の一方的な理論や、誤解に基づいて戦犯とされてしまった方もいるだろう。そういう方については、事実を明らかにして、国際的に名誉を回復しなければならない。

「死んだら神様」などという、日本の中でも通用するかどうかわからない言葉で、済ませてしまえる問題ではない。

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戦犯合祀ー殺した側と殺された側

今日は終戦の日、毎年首相の靖国神社参拝が話題になる。

靖国参拝問題は、国内では政教分離の問題で論じられることが多いが、国際的には戦犯合祀、つまり、戦争裁判で戦犯とされた戦争責任者も一緒に祀られている靖国神社に、首相が参拝することが問題視されている。

つまり、「日本はこの間の戦争を反省しているのか?」という訳だ。

戦争に行き、南方戦線(東南アジア)で戦った方が、この問題について「殺した側と殺された側が、一緒に祀られているなんて、そんなバカな話があるか!」と、語気を荒げて語ったことがある。

南方戦線では、過酷な環境の中、武器も食料も風土病に対する薬も満足にないまま、作戦ともいえないような作戦が繰り返された。

あるのはただ奇襲のみ。夜、奇襲をかければ、戦闘体制の整っていない敵は、自分を守るために逃げる。だからあっさり敵陣地を奪える。

でも、敵はほとんど無傷で逃げている。朝になって敵が体制を整えて攻めて来れば、物資も人も敵の方が豊富で戦にならない。それでも日本兵には自分を守るために逃げるということが許されないから、必死になって戦う。結果全滅するか、退却するにしても、多くの死者を出している。自分たちの戦力を削ぐために敵陣を占領したようなものだ。

そんなことの繰り返しで現地の日本軍が消耗していっても、上層部は「戦果も上げずに引き上げられない」と、退却はさせず、戦略も戦術もなく、ただ消耗戦を繰り返させる。結果終戦時に多くの日本兵が現地に取り残される。

私にこの話をしてくれた方は、英軍の捕虜になることで生きて日本に帰ることができた。しかし、敵に生きて捕らえられてはならないと教えられてきた日本兵の多くは、自らの命を絶ち、あるいは南の地をさまよい、そこで命を落とす。その方々の遺骨の多くは今も日本に帰らない。

南方戦線で亡くなった日本兵の多くは、敵兵というより、日本の軍政によって殺されたと言えるのたろう。だから「殺した側と殺された側が…」となる。

この間の戦争で、日本の為政者が日本人に何をしたのか、日本人は、もっとこのことを知る必要がある。

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2009年8月 2日 (日)

子育て給付金

今度の衆院選に向けて、民主党は子育て給付金を打ち出した、中学卒業まで子育て手当、高校は実質無償化。でも、その財源は?

ある新聞記事には「配偶者、扶養者控除を廃止する」と書いてあったけど、本当?まさか高齢者や障がい者の扶養家族控除まで廃止しないよね?

それで少子化対策?子育ては中学卒業で終わるの?その先は、高校を「実質」無償化すればいいの?社会に出るまでが子育てじゃないの?

少子化の原因の一つは、「子育てが経済的に見合わない」と考えられていることだとは思う。でも、「じゃあ、子どもを産んで育てたらお金をあげましょう」っていうんじゃあ、短絡的過ぎない?

それよりもむしろ、扶養家族控除をもっと大きくして、子どもを育てる意欲と、勤労意欲を両立させるようにするべきだと思う。それでも足りないと思うのなら、他のところからお金をひっぱってきて、支給するべき。

高校だって、実質無償化と言わず、義務教育にするべきだ。単にほとんどの人が学校に行っているからではなくて、終戦直後と比べて社会が複雑になって、社会に出るまでに学ぶべきことが増えているんだから。

民主党が言っていることは、朝三暮四の故事に例えれば、朝四暮一いや暮零かもしれない。気前よくくれるように見せて、全体は減っている、そんな政策になっていないか。

こう言ったからと言って、自民党や公明党の方がいいと言っている訳ではない。どの党が勝ち、どんな体制になるにしても、日本を悪くするようなことは、させたくないんだ。

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2009年7月13日 (月)

麻生降ろし

都議選で自民党が大敗し、自民党内では麻生降ろしの嵐?

短期間で辞任してしまうような首相を二人続けて選んだあげくがこの結果だ。自民党は、首相選任に関する自分たちの責任を、どのように考えているのだろうか?

麻生氏が首相にふさわしくないのであれば、その麻生氏が選んだ内閣に対して不信任案を出すのが日本の政治制度に沿った行動だ。民主党は内閣不信任案を出す、麻生氏が首相をやめるべきだと思っている自民党員は、それに賛成すればよかろう。

内閣不信任案が可決されれば、国会は解散だ。麻生降ろしを求める自民党員が、ぜひとも避けたいと思っていることだが、そもそも安部氏が首相を辞任したところで、その安部氏を選らんだ国会を解散して、国民に問うべきだったと思う。

ここで国会を解散すれば、自民が大敗する可能性は高い。しかし、民主党が単独で政権を取れるほどの勝ち方をするとも思えない。今、国会を解散すれば、日本の政治経済に空転の期間が生まれるだろう。それを避けたいという考えは、必ずしも否定しきれない面もあるのだが…

だから「安部氏のときに…」と思ってしまうのだ。

さて、都政はこれからどうなるのだろうか。

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2009年5月14日 (木)

国を会社に例えると

日本の国を会社に例えると、首相は社長、他の大臣や国会議員も含めてが役員。

国民は?
…社員?

社長や役員は、社員によって選ばれているんじゃないよね。日本の会社だとはっきりしないかもしれないけど、株式会社の社長や役員は、基本的には株主によって選任されるもの。

だから、国民は株主。国民が社員になっちゃうのは独裁国で、民主主義国家の主権者である国民は、株主。

政治家も一般国民も、この考えが弱いと思う。

日本は何かと教育が軽視されていると思うんだけど、民主主義国家の国民にとって、とても重要な教育が欠けている。

それは、為政者のやることを、正当に評価できるようになるための教育。まるで評価されることを嫌っているか、恐れているみたいに、すっぽり抜けていると思う。評価というのは、批判だけじゃないのに。

評価できるようになるための教育といっても、評価基準を教えることじゃない。為政者がやっていることを知る力と、なぜそれをしているか、それが自国や他国の国民にどれだけの利益をもたらすかを考える力と、それに基づいて自分なりに評価する力を育てること。

これをやらないから、日本の国民の政治に対する不満は、まるで会社員の上司に対する愚痴みたいになっちゃう。

はい、そうです。この記事も、会社員の愚痴です。今のところ…

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